もっともっとボードゲーム!
ボードゲームは身体にいい遊びです。
え、身体? 頭じゃなく?
友達とまったり話をしたい、でも、飲み食いはきつい。
そんなアラフォー、アラフィフのジジイどもナイスミドルにおすすめしたいのが「ボードゲーム」という遊び。
飲み会やBBQと違って、どんなに盛り上がっても、ボードゲームなら、暴飲暴食で身体を傷めることがありません。何時間遊んでも、しらふでおうちに帰れます。
麻雀と違って、賭けの話が前提になることもありません。
つまんないって?
ギャンブルみたいに不安定な人生を過ごしておけば、遊びはゆるくて充分なのです。
(ん、なんか優先順位が間違ってない?)
さて、今回も巣鴨のASOBAKOさんで遊んでまいりました。
まずは肩慣らしに「ウボンゴ」。パズルゲームです。
さいきん立体パズルの「ウボンゴ3D」のほうばかりやってきたせいか、2Dはサクサクに解けて、たーのしー! 重力300倍の部屋から出たら、身体が超軽い!
ほぐれたところで「イスタンブール」を遊びます(ここからはお店のゲームではなく、メンバー持ち寄りの作品です)。
これはワーカープレイスメントと呼ばれるジャンルで、せっせと資産を増やしていって勝利条件を満たす趣向のゲームです。
プレイすればするほど味の出るスルメのようなゲーム。
ルビーを5つ手に入れるまでの手番をもっとも効率化できた者が勝つ、という趣向なのですが、効率化のルートが複数あるので、プレイをするたびに局面が変わり、毎回が新鮮なのです。
終盤までトップとビリの差がルビー換算で1つ、2つしか違わないので、誰が勝つか分からないような雰囲気を醸し出しつつ、手番換算するとトップとビリが5、6ターンぐらいはしっかりと離れているので、最後にはちゃんとうまい人が勝つようにできているところがうまい!
リソースの効率運用。ライバルの行動予想。勝負に出るタイミングの見切り。ゲーマーに必要な思考を鍛えていくのに最適な教材ですね。
続いて「アズール:シントラのステンドグラス」をプレイ。
続編だけれど拡張版ではなくて、本編なくても遊べる独立新作。1作めが売れたおかげか、コンポーネントが豪華になっているぶん、こっちがお得?
今度はステンドグラス職人! 王宮を飾るガラスタイルをせっせと集めながら、ライバルにはガラスを割らせていように仕向けていく……、と書くと人間関係破壊ゲームのような響きもありますが、対戦なんてそんなもの。
ステンドガラスを完成させる順番に攻略性があってハマれます。
そして期待の新作「スペースベース」です。
編成できる宇宙艦隊はなんと12個。机からあふれそうになるほどにたくさんのコンポーネント! 他プレイヤーの振ったダイスからも収入が得られるのが嬉しいし、待ち時間がないのも楽しい。終盤にかけてパワーが加速的に上がり、脱落したら負けのインフレバトルが面白い、と、気持ちよさの満漢全席!
プレイ後「最初に大差がついてしまうと逆転しにくいのでは?」という意見が出たので、改良アイデアを出し合うという感想戦に。
アナログゲームは引き算の美学です。
制約の多さゆえに、デザイナーが本当に見せたいものだけがカタチになっています。
ゲームのメカニズムについて考えると、そのゲームの仕掛けが見えてくるようになりますし、ゲームとはひとつの快感装置なので、ゲームについて考えるということは、自分自身が気持ちいいと感じることは何なのかを知ることにもつながる、と思っています。
最後は、サークルで出す新作ゲームのテストプレイ会!
去年から作り続けているXiSizeの新作ゲーム。
作っては壊し、イチから作り直しては壊しの繰り返しです。
毎回コンポーネントを作り直してくるフクダさんの粘り強さには頭が下がります。
仲間といっぱい喋って、アタマをいっぱい使って、今日も楽しい一日でした!
もっともっと遊んで、ボードゲームをもっともっと極めていきたいです!