ディズニーのアトラクション待ち時間が最短。実はカップルやグループでも使えるシングルライダーというシステム
ディズニーランドというと、ひとりぼっちに厳しい場所、というイメージがありませんか?
カップルやファミリーの幸せそうな姿が見ていてつらい……。
いえいえ、夢と魔法の国は、ぼっちにも楽しい場所です。
ぼっちなら、ファストパス不要で、待ち時間少なくアトラクションに乗れるシステムがあるのです(しかも合法)。
シングルライダーというルールです。
乗り物にできてしまう空席に、おひとりでご利用の方を優先的にご案内するシステムです。指定のルートを通って、いつもより早くアトラクションを利用できます。
つまり空席待ちですね。
2人席、4人席のライドに、奇数人数のお客さんが来たときに、余り席に座れるというわけです。
すべてのアトラクションで導入されているというわけではなく。
ディズニーランドなら「スプラッシュ・マウンテン」
ディズニーシーなら「インディ・ジョーンズ・アドベンチャー:クリスタルスカルの魔宮」と「レイジングスピリッツ」
この3つで利用できます。
どれも絶叫系、待ち時間長めのアトラクションなので、シングルライダー活用による時間短縮は見逃せません。
今回はレイジングスピリッツで紹介してみますね。
スタンバイ110分待ちの状態で、シングルライダーに突入してみます。
レイジングスピリッツには、シングルライダー専用の入口があります(インディやスプラッシュマウンテンには専用入口はありません)。
左側がファストパスのレーン、右側がスタンバイ(通常)のレーン。真ん中の誰もいないレーンがシングルライダー用のレーンです。
ファストパスの入り口にいるキャストさんに「ぼっちシングルです」と告げると、シングルライダー用のレーンを案内されます。
ずんずん。
ずんずん。
ずんずん。
ずんずん。
ずんずん。
はい、到着。
到着!
今回は前に2人しか並んでいませんでした。
110分待ちの状態で、3番目。
どうですか? このシングルライダーというシステム。
混み具合はばらつきがあります。
早い時は先頭に人がいないので、ファストパス以下の並び時間で、嘔吐できるまで無限周回できます。
「空席待ち」なので、絶対にスタンバイより早い、とは断言できません。
ただライド回数3桁の個人的な経験で申しますと、スタンバイに並ぶより遅かったケースはありません。
待ち時間が長そうな時は入り口のところでキャストさんが「けっこう人がいますよ」と教えてくれて、並ばないように促してくれます。試しに、それでも並んでみた時は30分ぐらい待ちました。それでもスタンバイよりは短かったです(試行回数1回なので差っ引いて考えてください)。
体感の感想になりますが、このシステムを利用しているのは外国人のゲストさんが多いように思います。外国の方がわざわざ一人でディズニーを訪れるなんてケースは希です。そう、彼らはグループやカップルでも、普通にシングルライダーに並んで、ライドするときだけ別々になるのです。海外ではそれが普通なのでしょう。
だって、スタンバイに並ぼうと、シングルライダーに並ぼうと、行列中の時間つぶしは同じですからね!
いちゃいちゃ。わちゃわちゃ。
やめろ~~~~~~!
そういうことはスタンバイ列かファストパス列でやってくれ~~~~~~!
ちなみに。
「スプラッシュ・マウンテン」や「インディ・ジョーンズ・アドベンチャー:クリスタルスカルの魔宮」は、入り口にシングルライダー専用レーンがなくファストパスと共用です。
使い方はこんな感じ。
- ファストパスの入り口でチケットをチェックしているキャストさんに「ぼっちシングルライダーです」と申告
- そのままファストパスレーンを進む
- ファストパスレーンとスタンバイレーンの合流地点にいるキャストさんに「ぼっちシングルライダーです」と申告
- シングルライダー用の並び列に案内される
カップルで行って、それぞれ「シングルです」と言っても問題ありません。
(ないのか?)
(本当にないのか?)
(幸せあふれる夢と魔法の国で、孤独感に苛まれやすい「ぼっち」が唯一、優遇されるシステムをカップルが奪いさってもいいのか!?)
(ご利用は、みなさまのご判断にお任せします)
あと、レイジングスピリッツのいいところ。
ロッカーがなーんと100円!
サイズは小型ですが、100円!
ディズニーシーの一番奥にあるのが!(これ、わざとですよね?)